ワイノネン(その他表記)Vainonen, Vasilii Ivanovich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワイノネン」の意味・わかりやすい解説

ワイノネン
Vainonen, Vasilii Ivanovich

[生]1901.2.21. サンクトペテルブルグ
[没]1964.3.23. モスクワ
ソビエト連邦の舞踊家,振付師。1919年国立オペラ・バレエ劇場(のちのマリインスキー劇場)付属舞踊学校卒業,同バレエ団に参加(→マリインスキー劇場バレエ団)。振付師としてドミトリー・ドミトリエビッチ・ショスタコビッチ『黄金時代』(1930)などロシア革命後の実験的な作品をいくつか発表したのち,『パリの焔』(1932)でクラシック・バレエと民族舞踊基盤社会主義リアリズムの情熱を描き,地位確立。ジグムント・フロイトの精神分析学を応用して夢と現実を巧みに交錯させた『くるみ割り人形』(1934)の新演出は代表作となり,『ライモンダ』(1938)の改訂版とともにロシアで広く上演された。またハンガリー・バレエ団やノボシビリスク・バレエ団の発展にも寄与した。1947年と 1949年にスターリン賞を受賞している。

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