20世紀西洋人名事典 「ワルタートリヤー」の解説
ワルター トリヤー
Walter Trier
1890 - 1951
ドイツの画家。
プラハ(チェコスロバキア)生まれ。
ミュンヘンの美術学校で学び、19歳で雑誌の挿絵や表紙を描き、その後、ベルリンへ出て、子どもの本の挿絵を描く。ケストナーの作風にあったユーモラスな明るい絵を描き、ケストナーの子どもの本の挿絵をすべて描く。1936年ナチスを逃れロンドンを経て、トロントに移り、「動物会議」(’49年)や「ふたりのロッテ」(’49年)を最後にこの世を去る。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報