20世紀西洋人名事典 「ワレリーブリューソフ」の解説
ワレリー ブリューソフ
Valerii Yakovlevich Bryusov
1873 - 1924
ソ連(ロシア)の詩人,批評家。
ベルレーヌやマラルメらの影響を受け、1894年「ロシア・シンボリスト」3巻を出版し、1904年ロシア象徴派最大の雑誌「ベスイ(天秤座)」誌を創刊し、実質的主幹として活躍する。’19年革命が文化遺産を擁護すると信じて共産党に入党し、文学理論の研究に大きな役割を果たし、高等文学専門学校を創設する。天性の詩人ではないが、驚異的な学識と方法論的探究によりロシア詩の革命に貢献する。作品に詩集「都市と世界に」(’03年)、小説「炎の天使」(’07年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報