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アイクマン アイクマンEijkman, Christiaan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アイクマン
Eijkman, Christiaan

[生]1858.8.11. オランダ,ネィケルク
[没]1930.11.5. オランダ,ユトレヒト
オランダの生理学者,細菌学者。ビタミン欠乏症研究の先駆者。 1886年,インドネシア地方に流行する脚気研究の目的でオランダ政府が組織した使節団に参加してジャワにおもむく。同地で翌年設立された病理学研究所の所長となり,脚気研究に没頭。 97年,ニワトリを白米だけで飼育すると脚気症状を起すが,これに糠 (ぬか) を混ぜると回復することを報告。これは白米中の毒素が糠によって中和されるためと考えたが,1901年,弟子の G.クリヤンスにより米糠中に未知の必須栄養素があることが発表され,10年に鈴木梅太郎がその栄養素の抽出に成功。のちにビタミン B1と命名された。アイクマンの発表を契機にビタミンの研究が始ったことから 29年,ケンブリッジ大学の F. G.ホプキンズとともにノーベル生理学・医学賞が贈られた。アイクマンは 1898年,ユトレヒト大学の衛生学と法医学の教授となったが,のちに細菌学の研究に転じ,アイクマン試験として知られる発酵試験法を発明した。 1907年オランダ王立学会会員に選ばれ,またワシントンの国立科学会会員やロンドン王立衛生学会会員に選ばれた。彼の兄 J. F.アイクマンは 1876年,お雇い外国人として来日した。

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