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アウイ

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百科事典マイペディアの解説

アウイ

フランスの鉱物学者。結晶の規則性に注目,結晶学の基礎法則の一つである有理指数の法則を発見した。パイロ電気に関する研究もある。ナポレオン治下で科学博物館の鉱物学教授,著書に《鉱物学概論》。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アウイ
あうい
Ren-Just Hay
(1743―1822)

フランスの鉱物学者。アユイともよばれ、こちらのほうがフランス語の発音に近いが、日本の鉱物学分野の長年の慣習でアウイとよばれることが多い。1783年に、結晶の規則性に関する説を発表し、結晶は「モレキュール」が集まってできていることを述べた。彼が考えたモレキュールは今日の原子や分子にあたるが、当時は実態としてはわかっていなかった。その後、結晶面の性質が簡単な整数比で表せることについても言及した。これがのちに「有理指数の法則」とよばれるようになった。1801年と1822年に有名な『鉱物学概論』Trait de Minralogieを著した。とくに第1版には図をたくさん使用して、いくつかの基本形をもつ構成微粒子が積み重なって結晶をつくっていることを示した。有名な方解石や黄鉄鉱の結晶の説明図は今日でも多くの鉱物教科書に引用されている。[松原 聰]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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