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アケルナル Achernar

デジタル大辞泉の解説

アケルナル(Achernar)

エリダヌス座α(アルファ)星。「川の終わり」を意味するアラビア語に由来する。明るさは0.5等で、距離140光年。10月中旬に南中するが、日本では鹿児島以南から南の地平線近くに見られる。

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百科事典マイペディアの解説

アケルナル

エリダヌス座のα星。白色で0.5等星。距離約125光年。南半球にあり,日本本土からは見えない。
→関連項目エリダヌス座

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世界大百科事典 第2版の解説

アケルナル【Achernar】

アラビア語起源で川の果ての意。中国では水委の名がある。ギリシア神話の川の神に由来するエリダヌス座のα星。エリダヌス川は,オリオンの足下に端を発し,大きく西へ迂回してから南へ下る微光星の連なりである。その流れの果てにアケルナルがある。残念ながら,日本では南端までいかないと見えない。概略位置は赤経1h38m,赤緯-57゜14′。実視等級は0.5等。B3型のスペクトルをもつ白色の主系列星。距離は約125光年。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アケルナル
あけるなる
Achernar

エリダヌス座のα(アルファ)星の固有名。名前はアラビア語で「川の終わり」(アキル・アル・ナールAkhir Al-Nahr)に由来し、オリオン座の近くから天球上を南西に大きく蛇行しながら赤緯マイナス58度まで走るエリダヌス川の南西の果てにある青白い恒星。実視等級は0.47等(変光がある)で、全天で10番目に明るい。色指数(BV)はマイナス0.16等(天体の色を表す指標の一つで、青色B等級から実視V等級を引いたもの)。2000年の天球上の位置は赤経1時37分43秒、赤緯マイナス57度14.2分で南天の星。毎年10月15日ごろ真夜中に南中する。視差は22.7ミリ秒角で、地球からの距離は144光年。固有運動は97ミリ秒角/年、視線速度はプラス16キロメートル/秒。スペクトル型B3peの輝線星(スペクトルに輝線がみられる星)で、表面温度は1万8000K(ケルビン)。光干渉計で星の直径が長径2.5ミリ秒角、短径1.6ミリ秒角と測定された。それぞれ太陽の直径の12倍と8倍で、長径が短径より50%も大きい扁平(へんぺい)な星。自転速度vv sin i=225キロメートル/秒(iは地球から見た星の自転軸傾斜角)もあり、速い自転による遠心力のため星の形が球ではなく赤道付近が膨らみ扁平になっている。[山崎篤磨]
『瀬川昌男著『星座博物館 冬』(1989・ぎょうせい)』

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世界大百科事典内のアケルナルの言及

【エリダヌス座】より

…エリダノスĒridanosはギリシアの川の神の名であるが,エジプトではナイル川,バビロニアではユーフラテス川,ローマではポー川と,身近にある大河になぞらえている。α星アケルナルはこの星座の南端にあるが,川の果てという意味で,日本の本州からは見えない。β星はオリオン座のリゲルのそばにある。…

※「アケルナル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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