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アタプエルカ遺跡 アタプエルカいせきAtapuerca

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アタプエルカ遺跡
アタプエルカいせき
Atapuerca

スペイン北部の洞窟遺跡ブルゴスの東約 14kmに位置する。 1976年以来調査が行なわれ,更新世中期,約 30万年前と推定されるプレ・ネアンデルタール人段階の人類化石 20体分以上が発見された。ヨーロッパのこの時代の化石人類出土遺跡としては最大規模であるが,石器骨角器などの遺物は出土していない。 2000年世界遺産の文化遺産に登録。

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知恵蔵の解説

アタプエルカ遺跡

スペイン北部アタプエルカ村の石灰岩台地に広がる洞穴遺跡群で、中期更新世の人骨・動物骨化石が大量に発見されている。グラン・ドリナ洞穴からは、約80万年前の人骨が見つかり、ホモ・アンテセソールと名付けられている。シマ・デ・ロス・ウエソス洞穴からは、約30万年前の少なくとも25体に属するホモ・ハイデルベルゲンシスの人骨化石が見つかっている。頭蓋腔容積は1100〜1400立方センチ。これらは顔面の特徴からネアンデルタール人の祖先と見なされている。

(馬場悠男 国立科学博物館人類研究部長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

デジタル大辞泉の解説

アタプエルカ‐いせき〔‐ヰセキ〕【アタプエルカ遺跡】

Atapuerca》スペイン北部アタプエルカ山脈の洞窟(どうくつ)にある遺跡。ヨーロッパ最古と考えられる人類の化石が多く発掘されており、約80万年前の原人「ホモ‐アンテセソール」などが発見されている。2000年に「アタプエルカの古代遺跡」として世界遺産(文化遺産)に登録された。

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