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アフサーイー アフサーイーal-Aḥsā'ī, Shaykh Aḥmad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アフサーイー
al-Aḥsā'ī, Shaykh Aḥmad

[生]1753. アフサー
[没]1826. メジナ
イスラム教シーア派の一分派シャイフ派の始祖。ムッラー・サドラーの哲学の影響のもとに,シーア派存立のための根本理念であるイマーム (イスラムの預言者の血統をひく教団指導者) の理念に,独自の宇宙論に基づく形而上学的意味づけを行なった。イマームは創造の能動因で,神の意志の顕現であると主張する。このようなイマームについての形而上学的意味づけを可能にするため,イスラムの伝承などに新しい解釈を加えたので,シーア派の保守主義者たちから非難され,時の政府から弾圧された。彼の思想はその後ペルシアに起った宗教運動バーブ教およびバハーイ教に大きな影響を与えた。

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世界大百科事典 第2版の解説

アフサーイー【al‐Aḥsā’ī】

1753‐1826
アラビア半島のアフサー(ハサー)生れ。イラクイラン各地に学んだのち,ヤズドでシーア派の教師として名声を得,カージャール朝のファトフ・アリーシャーの招きにあずかったが,そのためかえってシーア派主流に憎まれ,とくに終末における再生の精神主義的解釈が攻撃のまととされた。その後各地を歩いたが,1824年以降シーア派主流と決定的にたもとをわかち,シャイヒーShaykhī派の祖となった。のちこの派からバーブ教運動が生まれる。

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