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アペレス アペレスApellēs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アペレス
Apellēs

前4世紀後半に活躍した古代ギリシア・ヘレニズムの画家。小アジアのコロフォンに生れ,コスで没したと推定される。エフェソスシキュオンで学び,のちアレクサンドロス大王宮廷画家となる。マケドニア王家の肖像や『海より上がるアフロディテ』など,多くの著名な作品を描いた。また絵画に関する書物も著わしたと伝えられている。作品は現存しない。

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百科事典マイペディアの解説

アペレス

前4世紀後半に活動したギリシアの画家。リュディアのコロフォン生れ。アレクサンドロス大王の宮廷画家を勤め,その画風優美,婉麗(えんれい)を伝えられるが,作品は現存しない。

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世界大百科事典 第2版の解説

アペレス【Apellēs】

ギリシアの画家。前4世紀,小アジアのコロフォンに生まれ,その世紀の後半,アテナイ,エフェソス,テッサリアなどギリシア各地で活躍。アレクサンドロス大王の宮廷画家となり,王家の肖像や多くの寓意画を描いた。代表作に《海から生まれるアフロディテ》が知られるが,作品は残らない。彼は徹底した写実の技を示し,彼の描いた馬に生きた馬が近づいていなないた,と大プリニウスは伝えている。【前田 正明】

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世界大百科事典内のアペレスの言及

【フリュネ】より

…当代一の美女と評判をとって財を成し,テーバイの城壁復旧の資金を寄付して〈アレクサンドロス大王これを破壊するも遊女フリュネこれを再建す〉との銘を刻ませたという。彼女はまた画家アペレス,彫刻家プラクシテレスのモデルとしても知られ,前者の《海から上がるアフロディテ》,後者の《クニドスのアフロディテ》は,ともに彼女を模したものとされる。裁判においてみずから,あるいは弁護に立った雄弁家ヒュペレイデスの要請により胸をはだけ,その美しさで裁判官を感動させて無罪を勝ちとったという話も有名である。…

※「アペレス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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