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アメリカ社会学 アメリカしゃかいがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アメリカ社会学
アメリカしゃかいがく

南北戦争後の資本主義社会の発展が社会科学の分業化を促し,W.G.サムナーや L.F.ウォードの業績もあって,アメリカ社会学は個別科学として独立した。 1900年代前後から「純粋科学」の方向へ進んで『アメリカ社会学雑誌』 American Journal of Sociology (1895) の発刊,アメリカ社会学会やアメリカ社会学協会 American Sociological Associationの創立 (ともに 1905) などがあり,独立した科学としての形が整えられた。一方ではアメリカ社会学は社会的な諸問題を解決するにあたって,最も実用的な研究を行う学問となった。また,ロックフェラー財団,カーネギー財団,連邦政府などの財政的援助が発展の力となった。アメリカ社会学の特徴は,アメリカのプラグマティズムによって裏打ちされ,社会に役立つ社会学としてインタビューなど社会調査に重点をおき,社会現象を計量化してとらえる方法を発展させたことにある。こうしてヨーロッパ社会学の伝統から離れて心理主義,経験主義,実用主義の傾向をもつ社会学として発展してきたアメリカ社会学は,第2次世界大戦後世界の社会学をリードする立場におかれ,社会的行動主義,社会学的機能主義,さらには現象学的方法などの方法論上の体系化にも中心的位置を占めてきた。

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