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アラック arrack

翻訳|arrack

大辞林 第三版の解説

アラック【arrack】

東南アジアから中東の地域で製造される蒸留酒。糖蜜やヤシの汁を発酵させて造る。アラキ。

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百科事典マイペディアの解説

アラック

アラク

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飲み物がわかる辞典の解説

アラック【arrack】


中近東北アフリカ、東南アジアなどでつくられる蒸留酒。やしの花序の軸を切って集める樹液、さとうきびの糖蜜、ぶどう、米など、原料は地域によって異なる。無色透明で、加水すると白濁する。アルコール度数は40~50度。◇アラックは、アラビア語で「汗」の意。日本へは江戸時代オランダから伝わり「阿剌吉」と書いて「アラキ」といった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アラック
あらっく
arrack

インドから東南アジアの広範な地域でつくられる蒸留の総称。アラックはアラビア語で汗を意味し、蒸留機から蒸気が凝縮して滴るさまを汗に例えたもので、蒸留は、エジプトに発するといわれる蒸留機ランビキ(アラビア語でアランビック)を用い、伝来の方法によってつくられる。この蒸留技術が名前とともにアジアのほうに伝わったとされている。国によって原料、製造法や通称も異なる。ツバとかトデイというヤシの樹液を発酵させたやし酒を蒸留してつくる方法があり、ルソン島(フィリピン)ではランパークという。また米、糖蜜(とうみつ)にトデイを加えて発酵、蒸留する方法がある。ネパールのロキシーはこの方法と同じ系統の酒で、シコクビエをモルチャー(米やシコクビエを原料とした麹(こうじ))で糖化、発酵させた「チャン」を蒸留してつくる。タイのラオ・ロンは米を主体とし、餅(もち)麹のルクパンで糖化、発酵させ、蒸留してつくる。中国では、元時代(14世紀)の書に、南蛮酒「阿里乞(アリキ)」の蒸留機アランビックが記され、中国のパイチウ(白酒)として広がった。わが国には東西交易により、南蛮酒アラキ(亜剌吉)として伝えられた。[秋山裕一]

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世界大百科事典内のアラックの言及

【アラク】より

…語根‘‐r‐qは〈少量の水〉を表し,派生動詞‘arraqa,ta‘arraqaは〈酒に水を少々混ぜる〉の意味を示す。アラックともいう。ナツメヤシやブドウを原料としてつくられる蒸留酒で,水を加えるとミルク状に白濁する。…

※「アラック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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