アラントイン

化学辞典 第2版 「アラントイン」の解説

アラントイン
アラントイン
allantoin

(2,5-dioxo-4-imidazolidinyl)urea.C4H6N4O3(158.12).動物の尿中に多くあり,植物界からも多く見いだされている.プリン代謝産物尿酸過マンガン酸カリウムで酸化するか,グリオキサール酸またはジクロロ酢酸尿素と加熱して合成される.ラセミ体は融点238 ℃(分解).冷水,冷エタノールに微溶.外傷の治癒促進に用いられる.[CAS 97-59-6]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「アラントイン」の解説

アラントイン

 C4H6N4O3 (mw158.12).

 プリンが代謝されてできる化合物.プリン代謝でできた尿酸が,多くの哺乳類ではさらに尿酸オキシダーゼによって代謝されて,水に溶けやすいアラントインとなり排泄される.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「アラントイン」の解説

アラントイン

薬に含まれる成分ひとつ。組織修復成分、痒み・腫れ・痛みなどを抑える成分があり、皮膚塗布薬、点眼薬に含有。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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