アリシアアロンソ(英語表記)Alicia Alonso

現代外国人名録2016 「アリシアアロンソ」の解説

アリシア アロンソ
Alicia Alonso

職業・肩書
バレリーナ,振付師 キューバ国立バレエ団創立

国籍
キューバ

生年月日
1920年12月21日

出生地
ハバナ

本名
Alicia Ernestina de la Caridad del Cobre Martínez Hoyo

学歴
アメリカン・バレエ学校

受賞
アンナ・パヴロワ賞〔1966年〕,ニジンスキー・メダル(ユネスコ)〔2002年〕

経歴
1938年デビュー。’40年ニューヨーク・バレエ・シアターのキャストに選ばれたのをきっかけに、ミハイル・フォーキン、ジョージ・バランシンら20世紀を代表する振付師とともに活動、「シルフィード」「黒鳥」「ドン・キホーテ」「ジゼル」「カルメン組曲」などのクラシックから現代作品まで数々の大作を踊った。またバランシン振付の「テーマとヴァリエーション」、デ・ミル振付の「フォール・リバー伝説」を初演。’48年自分のバレエ団、キューバ国立バレエ団を創立。’59年のキューバ革命後目覚ましい発展を遂げ、欧米やアジアなどの海外公演でも成功を収めた。’91年初来日公演。2002年10月ユネスコからニジンスキー・メダルを贈られる。キューバの至宝

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

知恵蔵mini 「アリシアアロンソ」の解説

アリシア・アロンソ

バレリーナ。1920年12月、キューバ共和国ハバナ生まれ。バレエの最高位の称号であるプリマ・バレリーナ・アッソルータをもつ唯一のキューバ人。ハバナでバレエを始め、38年からアメリカのブロードウェーミュージカルに出演。40年にアメリカン・バレエ・シアターに入団した。20歳代で網膜剥離を発症してほとんど視力を失ったが、その後もアメリカをはじめ、ロシアのボリショイ劇場キーロフ劇場(現マリインスキー劇場)、そのほかヨーロッパのバレエ団などで活躍。48年にはキューバでのちの国立バレエ団と国立バレエ学校を創立し、芸術監督に就任。バレエにラテンの要素を取り込んだ独特の表現様式を作り上げて発展させる傍ら、自身も70歳代まで現役のダンサーを続けた。2019年10月17日、98歳で死去した。

(2019-10-24)

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