アルフレート ブレンデル(英語表記)Alfred Brendel

現代外国人名録2016 の解説

アルフレート ブレンデル
Alfred Brendel

職業・肩書
ピアニスト

国籍
オーストリア

生年月日
1931年1月5日

出生地
チェコスロバキア・モラバ

学歴
グラーツ音楽院

勲章褒章
KBE勲章〔1989年〕

受賞
ザ・シンフォニーホール国際音楽賞大賞(朝日放送主催・1988年度)〔1989年〕,ロンドン大学名誉博士号,サセックス大学名誉博士号,オックスフォード大学名誉博士号,世界文化賞(音楽部門,第21回)〔2009年〕,ブゾーニ国際ピアノコンクール第3位〔1949年〕

経歴
幼い時はユーゴスラビアで過し、ザグレブでピアノと音楽理論を学ぶ。1943年オーストリアのグラーツに移り、’47年ウィーンに出て、音楽の勉強を重ねる。特に名ピアニスト、エドヴィン・フィッシャーのもとでモーツァルトベートーヴェンシューベルトなどオーソドックスなレパートリーを深く学んだ。’48年グラーツで初のリサイタルを開いてデビュー。’49年18歳でイタリアのブゾーニ国際ピアノコンクールで第3位入賞、’50年ウィーンで本格デビュー。以来オーストリアを中心に演奏活動を続け、’60年からは国際的活動も始めた。’63年米国デビュー、’69年以降はロンドンを中心に活動を続ける。’61年初めてベートーヴェンのピアノソナタ全曲演奏に取り組み、12年ぶりに’92年から全32曲を3、4曲ずつのプログラムに分けて世界各地で演奏。ベートーヴェンのほか、ハイドン、シューベルト、モーツァルト、シューマンらドイツ・オーストリア系音楽には特に定評がある。’89年大英帝国第二級勲爵士(KBE)を受章。’71年初来日以来たびたび来日。2008年引退公演を行う。多芸多才で、現代詩人としても知られる。著書に「楽想のひととき」「音楽のなかの言葉」、詩集「人さし指」などがある。引退後は音楽関係のレクチャー自作の詩の朗読会を開く。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報