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グラーツ グラーツ Graz

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グラーツ
グラーツ
Graz

オーストリア南東部,シュタイアーマルク州の州都。ウィーンの南西約 150km,ムール川に沿い,南方に沃野を控えた交通の要地に位置する。9世紀頃町を見おろすシュロスベルク (475m) に城塞が築かれたことに始まり,1240年に都市権を獲得。

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デジタル大辞泉の解説

グラーツ(Graz)

オーストリア南部にある、オーストリア第2の都市。13世紀末からのハプスブルク家による支配とともに発展した。赤い煉瓦(れんが)屋根の街並み、時計台、ルネサンス様式の州庁舎、後期ゴシック式の大聖堂、バロック様式の霊廟(れいびょう)などが、長い歴史に彩られた景観を創りだしている。旧市街が1999年に「グラーツ市歴史地区」として世界遺産文化遺産)に登録された。

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百科事典マイペディアの解説

グラーツ

オーストリア南東部,シュタイアーマルク州の州都。中世の名称はバイリッシュ・グレーツ。機械,鉄道車両ガラス革製品ビール,繊維などの工業が行われる。15世紀の聖堂,1586年創立の総合大学,多くのルネサンス様式建築があり,城山の時計塔(16世紀)が市の象徴となっている。

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世界遺産情報の解説

グラーツ

シュタイヤマルク州の州都グラーツはオーストリア第二の都市。グラーツという名称は、スラブ語のグラデツ(小さな城)に由来します。15世紀にハプスブルグ家の居城が置かれ、今も街の中心に大きな武器庫が残っています。1999年に世界遺産に登録されたグラーツの旧市街はムーア川の東岸ハウプト広場から東に広がるエリア。中世の雰囲気を残す旧市街にはバルカン半島イタリアの文化の影響を受けた様々な建築様式の建物が立ち並んでいます。

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世界大百科事典 第2版の解説

グラーツ【Graz】

オーストリア南東部,シュタイアーマルク州の州都。人口23万8000(1991)。標高365m,ウィーンの南南西130km。ムールMur川の両岸に市街地がひらけ,ハンガリースロベニアクロアチアにいたる交通上の要地。周域の林・鉱業資源を背景に,鉄鋼,車両,製紙,光学器械,印刷などの工業が盛ん。左岸の旧市街には総合大学(1586創設),工科大学ゴシック風のドーム(1438‐62),州会議事堂(1527‐67),武具庫(1643‐45),オペラ劇場,州立博物館Joanneumなどがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グラーツ
ぐらーつ
Graz

オーストリア南東部、シュタイアーマルク州の州都で、ウィーンに次ぐオーストリア第二の都市。人口22万6244(2001)。アルプスの東縁部にドナウ川の支流ムール川が形成した扇状地上に位置し、標高364メートル。市内、ムール川の東岸に、比高120メートルの高さでそびえるドロマイト(苦灰岩)の丘シュロスベルクSchlossbergは、すでに民族移動の時代(800ころ)にスロベニア人が砦(とりで)を置いた所である。グラーツの名は、スロベニア語で「城」を意味するグラデクGradecに由来する。町の名は、トラウンガウ大公治下の町として1115年に古文書に初めて現れ、1192年バーベンベルク家、さらに1282年ハプスブルク家の領地となった。18世紀なかば、女帝マリア・テレジアの時代には商業都市として栄えたが、ナポレオン軍の進入により、1797年、1805年、1809年の3回にわたって占拠された。1840年以降、鉄道(トリエステ線)の開通もあって、州内の鉄鉱と石炭を基盤に重工業の発達がみられた。工業には車両、機械、金属製品、紙、ガラス、皮革、繊維などみるべきものがある。
 町には官公庁のほか、総合大学(1586創立)、工科大学(1827創立)などの教育機関、州立博物館、民俗博物館、劇場、オペラ劇場など文化施設も備えている。町の中心部には旧市域があり、市庁舎、州庁舎、グラーツ王宮、15世紀の大聖堂、17世紀のマウソレウム(皇帝フェルディナンド2世の霊廟(れいびょう))など中世以来各時代のおもかげ、とくに16~17世紀のイタリア建築の影響をしのばせる建造物が多くみられ、1999年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。シュロスベルクの丘は展望のよい公園で、ここには町のシンボルである16世紀の時計塔と鐘楼があり、毎日7時、12時、19時に鐘の音が町中に響き渡る。[前島郁雄]

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