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アレウト族 アレウトぞくAleut

翻訳|Aleut

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アレウト族
アレウトぞく
Aleut

アリューシャン列島,アラスカ半島,ロシア東部のコマンドル諸島に居住する先住民。言語はエスキモー語と同系で,形質的にはモンゴロイドに属する。アメリカ化が進み,現在はほとんどが英語を話す。海岸部に住みアシカ,ラッコの狩猟を生業とする海獣狩猟民で,妻は隣村からめとるが,子供が生れるまでは生家にとどまる。一夫多妻,一妻多夫婚も許されていた。文化的にはエスキモーおよび北西海岸部に住むアメリカインディアン,極北アジア諸民族と混合していて,たとえば彼らのカヤックはインディアンのカヌーとエスキモーのカヤックとの要素を取入れたものである。

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世界大百科事典 第2版の解説

アレウトぞく【アレウト族 Aleut】

アメリカ合衆国,アレウト列島の先住民で,人口約5000(1970)。自称はウナンガンUnangan。ロシア領のコマンドル諸島にも500人(1979)がいる。人類学上はエスキモーとともにモンゴロイド人種の極北タイプに分類され,言語の面でも両者はきわめて近い親縁関係にある。そして,アレウト族の起源の問題は〈ベーリング陸橋〉を通じての新大陸への移住の問題,エスキモーの起源の問題と密接にかかわっている。列島海域が冬にも結氷しないという好条件に恵まれ,アレウト族の祖先は衣食住を海獣や海鳥の狩猟,魚介類の採取に依存する優れた海洋文化を生み出した。

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世界大百科事典内のアレウト族の言及

【アメリカ・インディアン】より

…南・北両アメリカの原住民。人類学上はエスキモーとアレウト族を除く諸民族のことをいうが,一般には含める場合もある。そのなかで,北アメリカの原住民をアメリカ・インディアン,中南米の原住民をインディオと呼ぶのが日本では普通である。…

※「アレウト族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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