アーサー・セシル ピグー(英語表記)Arthur Cecil Pigou

20世紀西洋人名事典 の解説

アーサー・セシル ピグー
Arthur Cecil Pigou


1877.11.18 - 1959.3.7
英国の経済学者。
元・ケンブリッジ大学教授。
ワイト島生まれ。
軍人の子として生まれ、ロンドン大学講師、ケンブリッジ大学講師を経て1908年にA.マーシャルの後継者としてケンブリッジ大学経済学教授に就任した。この間に政府機関の委員を務め、多くの著書論文も著した。代表的著書は「厚生経済学」(’20年)で、この中で厚生経済学の3命題を提示した。「失業理論」(’33年)はケインズに激しく批判され、その論争の中で、「ピグー効果」の考え方を示唆した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android