イスパニョーラ島(読み)イスパニョーラトウ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イスパニョーラ島
いすぱにょーらとう
Hispaniola

西インド諸島中部、大アンティル諸島第二の島。東の3分の2をドミニカ、西の3分の1をハイチの両共和国が占める。ハイチ島ともよばれ、「ハイチ」は「山がちの所」を意味する。面積7万7735平方キロメートル、人口約1568万(1997推計)。地形は、北部山脈と中央部を脊梁(せきりょう)山脈が走り、その間に低地が広がる。降水量は地形に影響されて山間部では年間2000ミリメートルを超え、年平均気温は23~29℃で、貿易風のためにしのぎやすい。1492年のコロンブス周航以後、同島の北アメリカ最古の植民都市サント・ドミンゴは、スペインの初期植民地の中心地となった。先住民のインディオは植民地開発に酷使されて絶滅に瀕(ひん)し、16世紀初めから黒人奴隷が労働力として移入され、今日の人種構成の基礎を形成した。17世紀にはフランス領となったが、1804年にハイチが世界最初の黒人共和国として独立、1844年にはドミニカが独立した。[栗原尚子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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