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イワシデ いわしで

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イワシデ
いわしで / 岩四手
[学]Carpinus turczaninovii Hance

カバノキ科の落葉低木で、高さ3メートルに達し、密に枝分れする。葉は互生し、厚く、卵形、小形で長さは約3センチメートル前後、側脈は10~13対で表面にすこし隆起する。縁(へり)には細かい重鋸歯(じゅうきょし)がある。若枝や葉柄には毛がある。托葉(たくよう)や芽鱗(がりん)は、葉が開いてからも枝上に残る。雌雄同株で、春に芽が開くと同時に開花する。果穂は長さ約2センチメートル、短いので垂れ下がらず、4~8枚の包葉をまばらにつける。本州の中国地方、四国、九州に分布し、岩の多い乾いた崖(がけ)などに生える。[菊沢喜八郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内のイワシデの言及

【石灰植物】より

…石灰岩地帯にはほとんど分布しない植物を嫌石灰植物calcifugeというのに対して,好石灰植物ともいう。分布のしかたからみて,石灰植物にはイチョウシダ,クモノスシダのように石灰岩地帯には広く分布するが,それ以外ではみられず,石灰岩地帯に限られるものと,イワシデ,ヤマシャクヤクのように石灰岩地帯に多いが他の母岩にもみられるものがある。石灰植物のうちトダイハハコ,シライワコゴメグサなどは近縁植物とは変種程度の差しかなく石灰岩地帯で比較的新しく分化したものと考えられるが,チチブミネバリのように近縁植物がみられないものは分化が古いと考えられる。…

※「イワシデ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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