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イギリス国王(在位1936年1~12月)。後のイギリス国王ジョージ5世の長男として生まれ、父の国王即位により、1911年皇太子となった。第一次世界大戦に従軍したのち、20年代には世界各地を歴訪し、イギリス帝国内の世論がイギリスから離反するのを防ぐため尽力した。36年父王の死去によってエドワード8世として即位。その年、アメリカ人シンプソン夫人との恋が表面化した。離婚歴をもつ夫人との結婚を国王が決意したことで国論は分裂し、王は退位して夫人との結婚を選んだ。その後はウィンザー公として、夫人とともに、主としてフランスで静かな生活を送った。
[木畑洋一]
1894 - 1972
英国国籍。
元・英国国王。
英国国王ジョージ5世の長男、エリザベス女王の伯父で、1911年父の国王即位により皇太子となる。第一次世界大戦で従軍し、’20年代には世界を歴訪し国内世論がイギリスから離反しないよう尽力する。’36年王の死去によりエドワード8世となり即位する。しかし、同年離婚歴のあるシンプソン夫人との恋が表面化し、国論は分裂し王は退位して結婚する。その後ウィンザー公としてフランスで夫人と生活する。’40年バハマ諸島総督となり、’67年30余年ぶり夫妻が認められる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報
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…戦後世界各国を歴訪し,帰国後国内を視察,上下各層と交わり社会問題に関心を示した。1936年国民の期待を集めて即位したが,離婚歴を持つアメリカ生れのシンプソン夫人との結婚を決意し,同年王位を捨て国外に退去,ウィンザー公Duke of Windsorとして彼女と結婚した。【池田 清】。…
…黒人芸人バート・ウィリアムスは第1次世界大戦前に,王室でケークウォークを披露したし,1919年には,ジャズをヨーロッパに紹介したW.マリオン・クックの黒人バンドも,御前演奏を行っている。こうした環境のもとで,のちにエドワード8世となる皇太子ウィンザー公は,少年時代からジャズ・ドラムをたしなみ,しばしば訪英したジャズ・バンドと共演さえした。弟のヨーク公(のちのジョージ6世。…
…ウィンザー公夫人。アメリカ生れ。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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