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ウジャイン Ujjain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウジャイン
Ujjain

インド中部,マディヤプラデーシュ州西部の都市。ウジャイン県の行政庁所在地。ボパールの西約 165km,ビンディア山脈の北に続くマールワ台地にあり,シプラ川に面する。ガンジス川沿岸地方からカンベイ湾岸地方への交通路上にあたり,古代から商業が盛んで,多くの王朝がここを首都として栄えた。 13世紀から6世紀間続いたイスラム支配下の時代のうち,1235年から 1403年までの間と,1562年から 1750年までの間,マールワ王国の首都であった。商業中心地としての重要性は,19世紀に南方 50kmのインドールの発展とともに低下したが,1897年にボパールからここを経由してラトラムへ通じる鉄道が全通してからやや回復した。周辺で産する綿花,穀物,コショウなどの取引が行われる。ヒンドゥー教の7聖都の一つで,12年ごとにクムバ・メーラの祭典がある。北の郊外には 11世紀の洞窟寺院,南東の郊外には 18世紀初期の天文台がある。人口 36万 6787 (1991) 。

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大辞林 第三版の解説

ウジャイン【Ujjain】

インド中部、ビンディア山脈の北麓にある古都。ヒンズー教の聖地。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウジャイン
うじゃいん
Ujjain

インド中部、マディヤ・プラデシュ州西部の都市。ウッジャイン、ウージャインともいう。人口42万9933、周辺部を含む人口43万0669(2001)。チャンバル川の支流シプラ川の流域に位置し、小麦、綿花、ケシなどの集散地で、綿紡績、綿織物、メリヤス製造などの繊維工業と食用油、菓子製造などの食品工業が盛んである。自然条件に恵まれたこと、ヒンドスタン平野と西部沿岸地域を結ぶ交通の要地であったことなどから、古くより諸王朝の都として栄えた。チャンドラグプタ2世(在位376~415ころ)時代の詩人カーリダーサは、「天国をもたらすべく、天国よりつかわされた町」としてその繁栄ぶりをたたえた。ラージプート、ムスリム、マラータ諸勢力の影響を受けた多くの建築物が残っている。なかでもマラータのシンディア家が再建したマハカラ大寺院はみごとである。18世紀にジャイプル藩王国のジャイ・シンが建てたといわれる天文台は、当時の科学、文化の水準の高さを示すものである。[中山晴美]

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