エアフルト大聖堂(読み)エアフルトダイセイドウ

世界の観光地名がわかる事典 「エアフルト大聖堂」の解説

エアフルトだいせいどう【エアフルト大聖堂】

ドイツ中央部、テューリンゲン州の州都エアフルト(Erfurt)旧市街中心部にある大聖堂。この大聖堂の歴史は、728年にイングランドの宣教師ボニファキウスがエルフェスフルトと呼ばれていた集落の西の丘にマリア教会を建てたことに始まる。この教会は742年に司教座教会となり、1154~1182年にかけてロマネスク様式のバシリカに建て替えられた。その当時のバシリカの一部が、現在の大聖堂の正面入り口の部分に残っている。14世紀に入り、ゴシック様式の建物への改築が行われ、14世紀末には現在の大聖堂の内陣部分が出来上がった。さらに、1455年の改築で後期ゴシック様式の身廊(しんろう)ができあがった。大聖堂の内陣にある15点のステンドグラスのうち13点は、1370~1410年にかけて制作されたオリジナルである。内陣両脇の装飾された樫の、木製の聖職者用の座席は、14世紀後半のものである。正面の1697年制作の、等身大の十二使徒像が彫られている高さ17mの祭壇は、バロック時代の木彫の傑作とされている。また、ロマネスク様式の聖遺物箱の中には、8世紀のボニファティウスと7世紀のキリアンの二人の聖人の遺物が収められている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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