エリア・マーケティング(英語表記)area marketing

流通用語辞典の解説

エリア・マーケティング【area marketing】

マス・マーケティングにかわる、成熟市場時代の典型的な市場細分化戦略。市場を単なる商品売買という抽象的な空間として考えるのではなく、消費者が日常的に生活している生活空間としてとらえ直し、その生活空間(地域)の特性に対応したマーケティング活動を展開すること。地域密着型マーケティングとも呼ばれ、地域生活者の生活意識や生活習慣を把握し、それらを店舗づくりや商品の品揃え、販売促進活動などに反映させるといったキメ細かな対応が重要となる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エリア・マーケティング
area marketing

地域間でそれぞれ異なるマーケティングを行なうこと。競争の激化に伴い,地域間で共通した市場特性を前提とした地域間標準化型マーケティングから,マーケティング活動を地域・商圏単位で細分化し,それぞれの地域・商圏の持つ経済・社会環境,商業環境,生活環境,気候・風土など,さまざまな市場特性に応じてよりきめの細かいマーケティング活動を志向する動きが重要になってきた。たとえば,家電各社で行なわれている販売会社制度の改革は,それをエリア・マーケティングの戦略的拠点にしようとする動きでもある。

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世界大百科事典内のエリア・マーケティングの言及

【商圏】より

…全国をいくつかの地域的ブロックとしてとらえ,その中を消費者市場を中心に詳細に分析したものである。 さらに,商圏や地域環境重視の考え方をマーケティングにおいて拡張した概念として,エリア・マーケティングarea marketingがある。これは,マーケティングにおける地域差を考慮し,応用して市場効果を期待するマーケティングの考え方であり,企業の経営活動を,地域という動かしがたい環境条件の上で,風土と人間と歴史によって培われた環境条件を把握し,エリアごとに市場対応の最適性を求め,そこでトータル・マーケティング活動を遂行しようとするものである。…

※「エリア・マーケティング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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