エリザベート王妃国際音楽コンクール
ドイツ・ベルギーのブリュッセルで開催されるコンクール。ときおり休年もあるが、毎年行われる。毎回、バイオリン、ピアノ、声楽、作曲の4部門から1部門だけに限って開催され、1次予選を通過した者が、本選に出場できる。もともとはバイオリン・ピアノ・声楽の各部門が3年に1度開催され、作曲はそれらの楽器部門が開催される前に行われる形とされているが、実際には規則性なく開催されている。1929年、エリザベート王妃音楽基金が設立。その後、基金の代表であったベルギーのバイオリニスト、ユージェーヌ・イザイが37年に創始した「ユージェーヌ・イザイ・コンクール」というバイオリンのコンクールが前身となっている。戦争のため、「ユージェーヌ・イザイ・コンクール」は2年で中止となるが、51年に「エリザベート王妃国際音楽コンクール」として再開した。
56年に優勝したアシュケナージ(ピアノ)、72年に優勝したアファナシエフ(ピアノ)など、世界的に有名な音楽家が多数入賞している。また、53年に作曲部門で諸井誠が7位、56年ピアノ部門で賀集裕子が10位、71年バイオリン部門で藤原浜雄が3位、80年バイオリン部門で堀米ゆず子が1位、清水高師が3位、塚原るり子が4位など、多くの日本人が入選・入賞している。
2009年はバイオリン部門が開催され、日本人では木嶋真優がファイナリストとして決勝に進出。惜しくも入選は逃した。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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