エロール・フリン(読み)えろーるふりん

世界大百科事典(旧版)内のエロール・フリンの言及

【アクション映画】より

…ハリウッドに〈スターシステム〉が生まれ,スタントマンとスターがはっきり分離されたのちも,アクション映画の世界では〈アクションヒーロー〉と呼ばれるスターの系譜が続いている。例えばサイレント時代には,本物のカウボーイ出身のカウボーイスター,トム・ミックス,フート・ギブソン,ウィル・ロジャーズがおり,またオリンピックの水泳選手から〈ターザン映画〉のスターになったジョニー・ワイズミュラー,船員,探検家から海洋活劇のスターになったエロール・フリン,オリンピック出場のフェンシング選手出身のコーネル・ワイルド,第2次世界大戦のヒーローで自伝的戦争映画《地獄の戦線》(1955)のヒーローを演じたオーディ・マーフィ,さらにサーカスのアクロバット出身のバート・ランカスター等々。そのほか,スタントマン出身のゲーリー・クーパーやジョン・ウェイン,水泳の選手から水中レビュー映画のスターとなったエスター・ウィリアムズらもいる。…

【海賊映画】より

…1930年代から50年代にかけて,チャンバラ活劇のもう一方のジャンル,騎士道映画とともに盛んにつくられた。海賊映画のスターには,エロール・フリン(《海賊ブラッド》1935,《シー・ホーク》1940,《すべての旗に背いて》1952),タイロン・パワー(《海の征服者》1942),ポール・ヘンリード(《海賊バラクーダ》1945),ルイス・ヘーワード(《地中海の虎》1949,《海賊船長》1952)らがいるが,バート・ランカスター,カーク・ダグラス,リチャード・ウィドマークらの〈現代劇〉のスターも海賊映画に出演している。ジーン・ピーターズ(《女海賊アン》1951),モーリン・オハラ(《すべての旗に背いて》1952)といった女海賊スターも生まれ,またミュージカル版としてジーン・ケリー主演の《踊る海賊》(1948),コメディ版としてアボット&コステロの《凸凹宝島騒動》(1942)などがある。…

※「エロール・フリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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