エーランド島(読み)エーランドトウ

デジタル大辞泉 「エーランド島」の意味・読み・例文・類語

エーランド‐とう〔‐タウ〕【エーランド島】

Öland》スウェーデン南部バルト海にある南北約130キロメートルの島。本土との間には全長6070メートルのエーランド橋が架かる。中心地はボリホルムバイキングの集落遺跡エケトルプや、16~18世紀に造られた水車群などがある。2000年「エーランド島南部の農業景観」として世界遺産文化遺産)に登録された。ウーランド島。イョーランド島

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「エーランド島」の意味・わかりやすい解説

エーランド[島]
Öland

スウェーデン南東,バルト海中の島で,カルマルKalmar海峡により本土と分離される。長さ135km,最大幅16kmで,面積1344km2。最高点は57m。住民は約2万人で,おもに農業に従事し,穀類,テンサイ,玉ネギなどを耕作し,砂糖工場がある。最大の町はボルグホルムBorgholm(人口約7000)で,本土とは6kmの橋で結ばれ,観光地としても有名である。石灰岩が多く土建用石材として用いられる。本土側のカルマルは,中世の北欧統合条約締結の地として有名である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エーランド島」の意味・わかりやすい解説

エーランド島
エーランドとう
Öland

スウェーデン南部,カルマル県の島。バルト海に位置し,カルマルスンド海峡により本土と隔てられる。ゴトランド島に次ぎ,スウェーデンで2番目に大きい島。大部分が石灰岩からなる。前 3000年頃から人が住み,農耕生活を営んできた。島の南部には先史時代から現在にいたるまで脈々と受け継がれてきた農業文化を示す風景が広がり,2000年世界遺産の文化遺産に登録。島内最大の町ボリホルムには城址が残る。主産業は,テンサイ,ライムギジャガイモなどを中心とする農業,および牧畜セメント工業,砂糖精製業など。面積 1344km2。人口2万 5382 (周辺の小島を含む。 1992推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エーランド島」の意味・わかりやすい解説

エーランド島
えーらんどとう

イョーランド島

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android