山川 世界史小辞典 改訂新版 「オラニエ家」の解説
オラニエ家(オラニエけ)
Oranje[オランダ],Orange[英]
現在のオランダ王家の家系。15世紀初頭にドイツのナッソウ伯が南フランスのオランジュ(オラニエ)公領を相続したことに起源を持つ。同家出身のウィレム1世がオランダ独立戦争で功績があり,世襲のオランダ総督職についたことから,王家に準ずるものとみなされるようになり,1815年オランダ王国の成立に際して王位につき,男系が途絶しても女子が継承して今日に至っている。またイングランドの名誉革命においても同家出身のウィレム3世(ウィリアム3世)が同国の王位についたことでも知られる。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報