オルドバイ

百科事典マイペディア 「オルドバイ」の意味・わかりやすい解説

オルドバイ

東アフリカ,タンザニア北部の山峡にある世界最古の前期旧石器時代遺跡英国リーキーによって1959年ジンジャントロプス・ボイジイ,1961年にホモ・ハビリス化石人類の骨が100体以上も発見された。またカバワニ,魚などの化石とともに,礫(れき)の一端をあらく打ち欠いたチョッパー旧石器)が発見され,道具を使用した最古の人類の遺跡の一つとされている。
→関連項目アフリカジンジャントロプスタンザニアリーキーンゴロンゴロ保全地域

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のオルドバイの言及

【猿人】より

…なお,古く1940年代,50年代に記載されたアジア(ジャワおよび中国南部)の人類化石中に,がんじょうな猿人のものにあたるとされる化石があるが,異論もあり,断片的な化石でもあることから,確認しえない。
[ハビリス人]
 1964年,L.リーキーらがタンザニアのオルドバイ(旧称オルドワイ)からの化石にもとづいて,ホモ・ハビリスの学名で記載して以来,主として東アフリカで化石が知られ,南アフリカからも出土が示唆されている。比較的保存がよく,有名になっているものとして,1970年代にトゥルカナ湖東部で発見され,R.リーキーによって報告されたKNM‐ER‐1470(ケニア国立博物館の資料番号)頭骨があり,よく1470頭骨と略称されている。…

※「オルドバイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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