日本大百科全書(ニッポニカ) 「オールブライト」の意味・わかりやすい解説 オールブライトおーるぶらいとIvan Le Lorraine Albright(1897―1983) アメリカのマジック・リアリズムの典型的な画家。シカゴ美術研究所付属美術学校などで学び、初めから精緻(せいち)な細密描写による肖像や静物画を手がける。『なすべきことを私はしなかった』(1941年。シカゴ美術館)などのように文学的な画題をもった象徴的、幻想的なイメージを時間をかけて作品化し、不安と不条理に満ちた時代状況に対応する内向性の濃い仕事を続けた。1943年、映画『ドリアン・グレイの肖像』で、刻々に変容する凄惨(せいさん)な肖像を担当している。[桑原住雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オールブライト」の意味・わかりやすい解説 オールブライトAlbright, William Foxwell [生]1891.5.24. チリ[没]1971.9.19. ボルティモアアメリカの考古学者,聖書研究者。アメリカで教育を受けボルティモアのジョンズ・ホプキンズ大学卒業。 1916年同大学より博士号授与。 16~36年の間エルサレムのアメリカ・オリエント研究学院の幹事,次いで所長となり,パレスチナとその周辺の発掘,調査を指揮,その後母校に戻り,セム語学教授をつとめる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by