デジタル大辞泉 「カッダロール」の意味・読み・例文・類語 カッダロール(Cuddalore) インド南部、タミルナドゥ州の都市。ポンディシェリーの南約30キロメートル、ベンガル湾に注ぐポンナイヤール川の河口付近に位置する。17世紀に英国東インド会社がセントデービッド要塞を建造し、18世紀中頃からチェンナイ(マドラス)にその座を譲るまで貿易港として栄えた。カダルール。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カッダロール」の意味・わかりやすい解説 カッダロールCuddalore インド南部,タミルナードゥ州東部,ベンガル湾に臨む港湾都市。ポンディシェリーの南約 30km,ポンナイヤール川河口付近に位置。 1682年にイギリス東インド会社が商館を置いてから貿易港として発展,1758年にフランスが領有し,1785年再びイギリス領となったが,マドラスの発展につれて勢力を失った。植民地時代からラッカセイの積出港であったが,現在は綿・絹織物を製造,輸出するほか,小規模な造船業がある。マドラス大学のカレッジがある。人口 15万 8569 (2001) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「カッダロール」の意味・わかりやすい解説 カッダロールかっだろーるCuddalore インド南部、タミル・ナド州のベンガル湾に面する古い港町。カダルールともいう。人口15万8569(2001)、17万3636(2011センサス)。1682年にイギリス東インド会社が貿易権を取得し、セント・デービッド要塞(ようさい)を築いて以来発展した。18世紀中ごろからチェンナイ(マドラス)の発展に押されて振るわず、現在ではラッカセイとその油製品を中心に、東南アジア向けの輸出が行われているにすぎない。近年、漁業や造船業がいくらか盛んになりつつある。[貞方 昇] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by