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カナダ自由党 カナダじゆうとうLiberal Party of Canada

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カナダ自由党
カナダじゆうとう
Liberal Party of Canada

カナダの二大政党の一つ。 19世紀の後半にイギリスに対するカナダ人の自治を唱えて活躍したグループが源流。伝統的にアメリカとの緊密な結びつきを主張,第1次世界大戦後アメリカが世界国家として発展するなかで,自由貿易主義を掲げて影響力を拡大してきた。 1963年 L.B.ピアソンが少数与党政府を組閣して政権について以降引き続いて政権の座にあった。社会保障の拡充策に取り組んだほか,外交面ではアメリカ・西ヨーロッパ一辺倒を改め,ソビエト連邦,中国とも友好関係を確立,カナダの太平洋国家の方向を打ち出した。 1975年以降深刻化したスタグフレーションに対抗するため,トルドー政権による物価,賃金の厳しい統制策や,閣僚スキャンダルの表面化などから国民の支持が低下し,1979年5月の総選挙でカナダ進歩保守党に敗れ,13年ぶりに下野。しかし同年末,カナダ進歩保守党が公約に反して増税予算案を議会に提出したことをきっかけに内閣不信任案の可決に成功。翌 1980年2月の総選挙では過半数をこえる勝利を得て,政権を奪回した。 1984年9月総選挙で M.B.マルルーニーが率いる進歩保守党に大敗したが,1993年 10月総選挙で下院 295議席中 178議席を獲得して政権に復帰。 1993年 11月に発足した J.クレティエン政権は財政赤字,雇用問題に取り組むが,1994年9月のケベック州議会選挙でケベック党に州政権を奪われケベック分離独立問題が急浮上し,連邦議会でも苦しい議会運営を迫られた。 1997年6月総選挙では 155と議席を減らしたもののかろうじて過半数を確保,クレティエン首相の続投が決った。 2000年 11月の総選挙では前回を上回る議席を獲得。クレティエン政権は3期目に入った。

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