カナディアン・インペリアル商業銀行(読み)かなでぃあんいんぺりあるしょうぎょうぎんこう(英語表記)Canadian Imperial Bank of Commerce

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カナディアン・インペリアル商業銀行
かなでぃあんいんぺりあるしょうぎょうぎんこう
Canadian Imperial Bank of Commerce

1961年にカナディアン商業銀行Canadian Bank of Commerceとカナダ・インペリアル銀行Imperial Bank of Canadaが合併して生まれたカナダ有数の銀行。略称CIBC。カナダ全土にわたって店舗を展開している。国外でもアメリカ、ヨーロッパ、カリブ海諸国とアジアで業務を展開。NAFTA(ナフタ)(北米自由貿易協定)の施行以降、アメリカ国内の金融機関の買収に積極的に取り組んだ。同銀行は銀行業務のみならず金融サービスの全領域にまで多角化した総合金融サービス機関であり、1997年11月にはニューヨーク証券取引所に上場された。NAFTA施行以降は積極的に株式発行による資金調達を行い、カナダ国内では証券大手のウッド・ガンディWood Gundyを買収し証券業務へ進出。また保険大手のインシュランス・マネージメント社を買収し保険業務への進出も果たした。1997年には子会社のCIBCウッド・ガンディがアメリカの名門投資会社オッペンハイマーOppenheimar Holdingsを買収しており、アメリカへの積極的進出を行っている。しかし、アメリカ国内でエンロンEnron事件(2001年12月のアメリカ大手総合エネルギー会社エンロンの経営破綻(はたん))に巻き込まれ、2003年に損失を出している。2007年の総資産高は3422億カナダドル、売上高は121億カナダドル、純利益は33億カナダドル。従業員数は4万0457人(2007)。[芦澤成光]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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