カラザ

精選版 日本国語大辞典 「カラザ」の意味・読み・例文・類語

カラザ

〘名〙 (chalaza) 鳥類卵黄両側から出ている、白色不透明なひも状のもの。密な卵白からなり、卵黄を卵の中心に置く働きをする。
食道楽‐春(1903)〈村井弦斎〉三九「是れは黄身両方の皮へ繋いで釣って居る紐でカラザと云ふものです」

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デジタル大辞泉 「カラザ」の意味・読み・例文・類語

カラザ(〈ラテン〉chalaza)

鳥類の卵黄の両端についているねじれたひも状のもの。たんぱく質でできていて、卵黄を卵白の中で一定位置に保つ。

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栄養・生化学辞典 「カラザ」の解説

カラザ

 卵黄を支えて殻に結びつけているタンパク質

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