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カンバン Kampa(■1)

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世界大百科事典 第2版の解説

カンバン【Kampa(■1)】

タミル(南インド)最高の詩人で,叙事詩ラーマの降臨Irāmāvatāram》の作者。12世紀後半の人。生没年不詳。アーリヤ文化の南インドへの浸透が最高潮に達したチョーラ王朝のころに活躍した。彼の作品は,サンスクリットの叙事詩《ラーマーヤナ》(バールミーキ作)をモデルとしているが,それの単なる翻訳にとどまらず,サンガム文学の抒情的性格,箴言集〈クラルKural〉の高い倫理性,ナーヤナールアールワールの宗教的情熱を受け継いだタミル長編文学の最高傑作となっている。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カンバン
かんばん
Gumundur Kamban
(1888―1945)

アイスランドの劇作家、小説家。レイキャビークの近くで生まれる。ギムナジウムを終えるとコペンハーゲンに渡り、哲学、文学を学ぶ。初めシグルヨウンソンの影響を受けロマンチックドラマを書き、『ハッダ・パッダ』Hadda Padda(1914)は王立劇場で成功、批評家ブランデスに激賞された。ニューヨークに2年滞在ののち、社会批判的なドラマや小説を書き、晩年には歴史小説の傑作を残した。第二次世界大戦の終わりごろ、ナチスのシンパと誤解され、レジスタンスの一員によって射殺された。[谷口幸男]

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世界大百科事典内のカンバンの言及

【インド文学】より

…そこには,各文学が古典的な文学と思想を共有し,類似の時代背景をもつという求心的な力が働く一方,各民族に固有の主題と文芸様式を開花させるという地方化への力も働いている。このことを如実に示す例をあげるなら,サンスクリット叙事詩《ラーマーヤナ》が15世紀以降の民族文学で続々と翻案され,ベンガル文学におけるクリッティバース・オージャーの《ラーマーヤナ》,ヒンディー文学におけるトゥルシーダースの《ラーム・チャリット・マーナス》,タミル文学におけるカンバンの《ラーマーヤナ》などが著されている。同一の古典を基盤に置く求心性と,それに独自の解釈を加える地方化・民族化への力が相互に作用するなかから新たな創造がなされたわけである。…

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