ローマ教皇や外国勢力などの影響に対して、自らの独自性を主張しようとするフランス・カトリック教会の路線をさす。近代的な国家意識が成立する中世末期から、ローマ教皇への中央集権が完成する19世紀中期まで続いた。発端は、アビニョンとローマに2人の教皇がたつ教会分裂(1378~1417)にあるが、最盛期は17~18世紀とみられる。その背景には、国内の封建諸侯や外国勢力に対し、自己の立場を確保しようとする絶対主義王権や、教皇からの独立を求める司教たちの要求があった。第1回バチカン公会議(1870)以後は力を失ったが、ジャンヌ・ダルクなどの国民的聖人に対する崇敬のなかに、なおその余韻を残している。
[田丸徳善]
「ガリア主義」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新