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キップハルト キップハルトKipphardt, Heinar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キップハルト
Kipphardt, Heinar

[生]1922
[没]1982.11.18. バイエルン
西ドイツの劇作家,小説家。ドキュメンタリー・ドラマの唱導者として知られ,その代表作『ロバート・オッペンハイマー事件』 In der Sache J. Robert Oppenheimer (1964) は世界各国で上演された。

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世界大百科事典 第2版の解説

キップハルト【Heinar Kipphardt】

1922‐82
ドイツの劇作家。シュレジエン(現,シロンスク)出身。1960年頃活動の舞台を東ベルリンから西へ移した。代表作はマッカーシズムに迫害された,アメリカの原爆製造責任者である原子科学者を扱った《オッペンハイマー事件》(1964)で,1960年代に注目を集めたドキュメンタリー劇の系列に属する。ほかに《将軍の犬》(1960),《ヨーエル・ブラント》(1965)などがある。【森川 俊夫】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キップハルト
きっぷはると
Heinar Kipphardt
(1922―1982)

ドイツの劇作家。シュレージエン(現シロンスク)出身。第二次世界大戦中、学業なかばで召集され、復員後医師となって旧東ベルリンの病院に勤務し、東ドイツの文化官僚を風刺した『シェークスピア至急入用』(1952)で劇作家としての地位を確立した。その後東ドイツを去ってミュンヘンに転居し、『スミール氏の椅子(いす)』(1961)、『将軍の犬』(1962)などを経て、科学が政治に誤用される危険を警告した『オッペンハイマー事件』(1964)で国際的な成功を収めた。ほかに『ヨエル・ブラント』(1965)、『元首の殺された夜』『アイヒマン』などの作品がある。[岩淵達治]
『岩淵達治訳『オッペンハイマー事件』(1965・雪華社)』

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