アドルフ・アイヒマン ナチス・ドイツの親衛隊中佐。ユダヤ人の強制収容所移送に中心的役割を果たし、ホロコースト(大量虐殺)を推し進めた。第2次大戦後、南米アルゼンチンに逃れたが、イスラエルの特務機関モサドが居場所を突き止め、同国へ連行。世界が注目する裁判の結果、人道に対する罪などで死刑を言い渡され、1962年に絞首刑となった。
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ナチス・ドイツ(第三帝国)において〈ユダヤ人問題〉解決の実行責任者となった親衛隊将校。1932年,オーストリア・ナチ党入党,ユダヤ人問題科学博物館長を経て,帝国保安本部秘密国家警察局でユダヤ人強制移住問題を担当,やがてワンゼー会議Wannseekonferenz(1942年1月)にも出席し,いわゆるユダヤ人問題の〈最終的解決〉(絶滅プラン)にも関係する。第2次大戦後アルゼンチンに潜伏しているのをイスラエル特務機関によって発見され,エルサレムでの裁判の結果,絞首刑。H.アレントの報告《イェルサレムのアイヒマン》(1963)がある。
執筆者:山口 定
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1906~62
ナチス・ドイツの親衛隊中佐。ゲシュタポ(国家秘密警察)のユダヤ課長として第二次世界大戦中600万人のユダヤ人を虐殺したかどでイスラエル政府に追及され,1960年アルゼンチンで逮捕,イスラエルの特別法廷で死刑に処せられた。
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