キャクサレス(その他表記)Kyaxarēs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャクサレス」の意味・わかりやすい解説

キャクサレス
Kyaxarēs

[生]?
[没]前585
メディア王 (在位前 625~585頃) 。ペルシア名バクシュトラ。戦死した父フラオルテスの跡を継いで,軍制改革に尽力,メディア王国の最盛期を築いた。まずメディアを支配していたスキタイの首長たちを計略によって滅ぼし,イラン諸部族の統合を完成した。次に新バビロニア王ナボポラッサルと協力して,アッシリアとの戦争を再開,前 614年アッシュールを占領,前 612年にはニネベを陥落させた。また北方に向っては,現イランのアゼルバイジャンのマンナイ人の王国を征服,次いでアルメニア高地のウラルトゥ王国を従わせた。前 612~609年にかけての戦いでアッシリアを最終的に滅ぼし,北メソポタミア一帯を領土に加えた。続いでリュディア王アリュアテスと会戦,ハリュス川を両国国境と定めた (前 585) 。

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