キャパシタンス

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キャパシタンス
きゃぱしたんす
capacitance

静電容量ともいう。絶縁された二つの導体の対(つい)において、一方の導体に電荷を与えると、他方の導体には、大きさが等しくかつ反対符号の電荷が誘導される。このときの両導体間の電位差に対する与えた電荷の比をキャパシタンスという。絶縁された導体間に電圧を加えたとき、この系に蓄えられる電荷はキャパシタンスに比例する。キャパシタンスの大きさは、絶縁に用いる材料により異なり、電極の面積に比例し、電極間の距離に反比例する。単独の導体、三つ以上の導体系に対してもキャパシタンスが定義される。単位は、1ボルトの電位差を与えたとき1クーロンの電荷が蓄えられるキャパシタンスを1ファラド(F)と定めてある。記号はC[布施 正・吉澤昌純]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のキャパシタンスの言及

【インピーダンス】より

…一般のインピーダンスZZRjX(Xは誘導性のとき正,容量性のとき負)という複素数で表現され,実数部は抵抗,虚数部はリアクタンスと呼ばれる。インダクタンスL(H)についてはX=ωL,キャパシタンスC(F)についてはX=1/(ωC)である。インピーダンスZの大きさはである。…

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