日本大百科全書(ニッポニカ) 「キリンホールディングス」の意味・わかりやすい解説
キリンホールディングス(株)
きりんほーるでぃんぐす
酒類、飲料・食品、医薬事業等を行う事業会社を統括する持株会社。2007年(平成19)7月に麒麟麦酒(きりんビール)が現社名へ商号変更、純粋持株会社へ移行した。また、会社分割により麒麟麦酒(酒類事業)、キリンファーマ(医薬事業)、キリンビジネスエキスパート(総務、経理、人事、調達などの業務)が発足、麒麟麦酒(旧)の事業を承継する。2008年4月に医薬品を主体とした化学会社大手の協和醗酵(はっこう)工業(2008年10月にキリンファーマを吸収合併し、協和発酵キリンとなる。さらに2019年7月には協和キリンに商号変更)を傘下に加える。おもな子会社は麒麟麦酒、協和キリンのほか、メルシャン(ワイン製造・販売ほか)、キリンビバレッジ(清涼飲料事業)、ファンケル(化粧品・健康食品の製造・販売ほか)などがある。資本金1020億円(2021)、売上高1兆8215億円(2021。連結ベース)。
[編集部]