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キルタンサス Cyrtanthus; fire lily

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キルタンサス
Cyrtanthus; fire lily

ヒガンバナ科球根植物南アフリカに約 50種が分布するが,キルタンサス・マッケニー C.mackeniiが最も普通に栽培される。線状の葉を根出させ,30~50cmの花茎の先に,筒状の花を 10花前後つける。冬から春にかけて開花する。白色,黄色,橙色,淡桃色などの花色がある。甘い香りを放ち,切り花としても出回る。 10月頃,腐植質が多く水はけのよい用土を用いて球根を鉢植えにする。夏咲きのキルタンサス・サングイネウス C.sanguineusなどは4~5月に植付ける。

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世界大百科事典 第2版の解説

キルタンサス【Cyrtanthus】

観賞用に栽植されるヒガンバナ科の小型で半耐寒性の球根植物。学名はギリシア語のkyrtos(曲がった)とanthos(花)で,本属に多い花筒の曲がった花形に由来する。おもに南アフリカに,一部が熱帯アフリカに分布し,50種以上の種があり,いくつかの種が栽植される。キルタンサス・マッケニイC.mackenii Hook.f.は葉は水仙の細葉種状で,花は白桃色で芳香がある。草丈約30cm,春咲き,小球性。この種を交配親として,いくつかの雑種系統が育成されている。

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大辞林 第三版の解説

キルタンサス【Cyrtanthus】

ヒガンバナ科の小形の球根植物。南アフリカ原産。観賞用に栽培。葉は細い帯状。晩秋から春にかけ、花茎の先に弓なりに曲がった筒状花を四~六個つける。花色は朱紅・白・黄・桃色など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キルタンサス
きるたんさす
[学]Cyrtanthus

ヒガンバナ科の球根草。南アフリカを中心に熱帯アフリカも含めて約50種が分布する。英名ファイアリリーfire lilyは、南アフリカの春に多い野火のあとの原野に忽然(こつぜん)と咲くことによる。半耐寒性の鱗茎(りんけい)の球根で、2、3を除いては球周10センチメートル以下。春咲きが多いが、夏・秋咲きもあり、休眠期なしに咲く品種もあり、分球移植は根をつけたままにして植え付ける。芳香があるので人気のあるマッケニー種は茎は細く高さ23センチメートルくらい、葉は長さ18センチメートル、幅0.5センチメートルくらい。花は小さく、白、桃、淡黄色で、筒状6弁花で弁先が6裂。早春、早秋の両期が植え換え期で、鉢植えは5号鉢に5球植えとし、球根は上部がみえるくらいとする。肥料は油かすなど多めにし、水も多く与え、排水のよい用土がよい。冬は3℃以上とし、冷床などの場合は敷き藁(わら)をし、灌水(かんすい)を控え、春暖とともに灌水を始める。品種が多く、熱帯産のものもあり、栽培はおのおの違うので注意を要する。[川畑寅三郎]

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