キロミクロン

栄養・生化学辞典の解説

キロミクロン

 血漿中のリポタンパク質の一種で,小腸で食事脂肪が吸収されると,リポタンパク質が形成されてリンパ管に入るが,そのときに形成されるリポタンパク質.全身の組織に脂肪を運搬し最終的にキロミクロンレムナントとなり,肝臓その他の組織で分解される.食後血中に増加し血漿が濁ってみえる原因となるリポタンパク質.アポタンパク質としてはA-I,A-II,B-48,C-I,C-II,C-III,Eなどを含む.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典内のキロミクロンの言及

【リポタンパク質(リポ蛋白質)】より

…脂質とタンパク質の複合体の総称。大腸菌外膜の構成成分であるリポタンパク質のように,タンパク質部分と共有結合で結合した脂肪酸をもつ不溶性タンパク質もあるが,通常は血漿(けつしよう),卵黄,ミルクなどに存在する水溶性のものを指す。血漿中のものは比重の小さいものから,カイロミクロンchylomicron,超低密度リポタンパク質(VLDL),低密度リポタンパク質(LDL),高密度リポタンパク質(HDL),超高密度リポタンパク質(VHDL)に分類され,それぞれの間で脂質,タンパク質組成が異なる。…

※「キロミクロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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