キ・もののけ・つつしむ(漢字)

普及版 字通 の解説


20画

(異体字)
22画

[字音]
[字訓] もののけ・つつしむ

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 象形
頭に両角あり、手足を以て舞う神像の形。卜文・金文字形は、手足を挙げて舞う形に作る。おそらく楽祖と伝えられる形象を示すものであろう。〔説文〕五下に「(しんきよ)なり。の如くにして一足。夊に從ふ。角・手・人面のる形に象る」という。は鬼部九下に「鬼なり」とあり、とは異なる。は〔書、舜典〕に「於(ああ)予(われ)、石をち石を拊(う)てば、百獸ふ」とみえる楽神である。を一足とするのは、卜文・金文の字形に由来するものであろうが、側身形はすべて一足、坐形は夊に従う。

[訓義]
1. もののけ、一足の怪物
2. 楽祖の神名。伝承の上では舜の臣とされる。
3. はおそれつつしむ、つつしむさま。

[熟語]

[下接語]
・皋・山・竜・伶・霊

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報