…長期間にわたって,一定の姿勢が強制されつつ,上肢を反復して過度に使用する労働で発生する職業性の健康障害。1960年代に,キーパンチャー,タイピストなどの打鍵作業に従事する労働者の間に多発したのが始まりで,以後,スーパーマーケットの会計機取扱いの労働者の間にも発生した。機械を使用しない職種でも,前かがみの姿勢で作業を続けたり,重量物を扱う場合,ベルトコンベヤ作業で作業密度の高い組立作業を行う場合や保母の労働など,上肢を過密な頻度で使用する作業でも発生している。…
※「キーパンチャー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」