ギゼー

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ギゼー
ぎぜー
Gizeh

エジプト北部、ナイル川左岸にある都市。ギゼー県の県都。カイロの南西5キロメートルに位置する。ギザGzaまたはエル・ギザEl-Gizehともいう。人口222万1817(1996)。農産物の集散地であったが、カイロの人口膨張によりその衛星住宅都市となった。また1970年のサダト政権発足以降の工業化政策で、南東のヘルワンとともに工業都市として発展し、化学、セメント、綿織物、じゅうたん、たばこ、食品加工などの工業が立地する。1年を通じ北風が卓越するので、カイロに大気汚染を及ぼさない。西郊の砂漠の台地には、クフ王、カフラ王、メンカウラ王の三大ピラミッド、六つの小ピラミッド、スフィンクス、第5王朝の貴族のマスタバなどがあり、世界中の観光客を集めている。このピラミッド群は1979年世界遺産の文化遺産に登録された。カイロからバスと鉄道の便がある。[藤井宏志]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ギゼー

(Gizeh) エジプト‐アラブ共和国北部、ナイル川の左岸にある都市。カイロの南西方五キロメートルに位置する。ギゼー州の州都。付近には古代エジプトの遺跡が多く、第四王朝の王たちの巨大なピラミッド群やスフィンクスなどがある。ギーザ。

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