ギマランイス歴史地区(読み)ギマランイスれきしちく

世界遺産詳解 「ギマランイス歴史地区」の解説

ギマランイスれきしちく【ギマランイス歴史地区】

2001年に登録されたポルトガルの世界遺産(文化遺産)で、ポルト北東に位置する。ギマランイスはポルトガル最初の首都であり、「国家発祥の地」として知ら、ポルトガルの初代国王アフォンソ1世の生誕地。歴史地区には中世建造物が保存され、アフォンソ1世が生まれた10世紀の城(12世紀に改築)や12世紀のロマネスク様式のサン・ミゲル礼拝堂、15世紀のゴシック様式ブラガンサ公爵館などがある。また、ポザーダ(国営の宿)になっているサンタ・マリーニャ・ダ・コスタ修道院や、アルベルト・サンパイオ美術館として利用されているノッサ・セニョーラ・ダ・オリヴェイラ教会などが残っている。人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして、世界遺産に登録された。◇英名はHistoric Centre of Guimarães

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

百科事典マイペディア 「ギマランイス歴史地区」の意味・わかりやすい解説

ギマランイス歴史地区【ギマランイスれきしちく】

ポルトガル北部沿岸地方,ブラガ県に位置する地区。ポルトガル初代の王アフォンソ1世の出生地であることから〈国家発祥の地〉として知られる。ロマネスク様式のギマランイス城(12世紀),ゴシック様式のブラガンサ侯邸(14,15世紀)等の歴史的建造物が多く残っている。2001年世界文化遺産に登録。

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