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ギマール Guimard, Hector

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ギマール
Guimard, Hector

[生]1867.3.10. リヨン
[没]1942.5.20. ニューヨーク
フランスの近代建築家,装飾家。フランスにおけるアール・ヌーボー代表者の一人。パリエコール・デ・ボザールと装飾美術学校に学び,ボードーやビオレ=ル=デュクの影響のもとで鉄骨建築に興味をいだき,ブリュッセルオルタのアール・ヌーボー建築をみて深く共鳴し,パリのカステル・ベランジェ (1897~98) ,リールのコワイヨ陶芸店 (97) ,パリのウンベール・ド・ロマン・コンサート・ホール (98~1900) を建てたのち,著名なパリ地下鉄駅の入口 (1899~1900) をデザインし,パリの名物とした。

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世界大百科事典 第2版の解説

ギマール【Hector Guimard】

1867‐1942
アール・ヌーボーを代表するフランスの建築家。リヨン生れ。中世建築の研究者ビオレ・ル・デュクらの強い影響の下に独自の世紀末建築のスタイルを創り出した。とりわけ鋳鉄を自在に変形させた,植物の形態を思わせるディテールが特徴的。作品には当時の新興ブルジョア層の住宅が多く,なかでもパリ16区の集合住宅カステル・ベランジェ(1898),リールのコアイヨー邸(1900),パリ郊外ビルモアッソンのカステル・オルジュバル(1905)などが特筆される。

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大辞林 第三版の解説

ギマール【Hector Guimard】

1867~1942) フランスの建築家。アール-ヌーボー様式の代表作、パリのカステル-ベランジェ、メトロ(地下鉄)駅の入口などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ギマール
ぎまーる
Hector Guimard
(1867―1942)

フランスのアール・ヌーボーを代表する建築家。リヨンに生まれる。装飾美術学校およびエコール・デ・ボザールに学ぶ。1880年代後半から設計活動を始め、ビオレ・ル・デュックの影響の顕著なパリの聖心学院(1895)で頭角を現す。95年、イギリス、ベルギーを旅し、とくにオルタの仕事に衝撃を受けてパリに帰り、カステル・ベランジェ(1899)の設計ではっきりとアール・ヌーボーの意匠へ踏み切った。パリ地下鉄駅舎群(1900)、アンベール・ド・ロマン音楽堂(1901)などで鉄骨造の有機的で独創的な建築空間を創造。ほかに住宅建築に優れた作品が多い。1938年アメリカへ渡り、ニューヨークで没した。[長谷川堯]

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