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クアッガ quagga

翻訳|quagga

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世界大百科事典 第2版の解説

クアッガ【quagga】

後半身に縞がない絶滅したシマウマイラスト)。奇蹄目ウマ科の哺乳類。この名はコイ・コインのもので,声がクァハハと聞こえるのに由来する。体長約2m,尾長約60cm,体高1.3~1.4mくらい。サバンナシマウマに酷似し,その亜種ともされるが,一部地域には両者が混ずることなく並存していたとの記録もあり,別種説が有力である。体は黄褐色ないし栗色で,体の下面,四肢,首,尾が白く,両部の境は鮮明。頭と首および胴の前部に褐色~黒褐色の横縞,背筋に黒褐色の1本の縦縞がある。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クアッガ
くあっが
quagga
[学]Equus quagga

哺乳(ほにゅう)綱奇蹄(きてい)目ウマ科の動物。シマウマの一種で、南アフリカ共和国南部の平原やサバンナに群れをつくって多数いたが、絶滅した。体高1.35~1.38メートルで、サバンナシマウマE. burchelliより大きい。白色の縞(しま)模様は頭、頸(くび)、胴の前半分だけにあり、地色は栗(くり)色か茶色で、体の下面と四肢は白色。ウマでは前後肢の内側にある夜目(よめ)というたこ状の無毛部は、ロバと同じく前肢のみにあるが小形で、ひづめはやや大きく、耳は短めで、ロバよりはウマに似た体をしている。本種をサバンナシマウマと同一種とする説もあるが、両者は生息地が重なっていながら交ざることなく別の生活をしていたことから、別種として扱われることが多い。
 クアッガの絶滅の原因は、肉や皮を目的とした人間による乱獲で、1878年に野生のものはいなくなった。飼育例もいくらかあるが、最後の個体は1883年にアムステルダムの動物園で死亡した。名前は鳴き声に由来する。[祖谷勝紀]

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世界大百科事典内のクアッガの言及

【シマウマ(縞馬)】より

…【今泉 吉晴】。。…

【シマウマ(縞馬)】より

…ケープヤマシマウマE.z.zebraとハートマンヤマシマウマE.z.hartmannaeの2亜種に分けられ,前者は絶滅寸前の状態にある。クアッガE.quagga(イラスト)は体の前半部にのみ縞模様をもった特異なシマウマ。南アフリカに生息したが,開発のため,1860‐70年ころ絶滅し,飼われていた最後の個体も83年アムステルダム動物園で死んだ。…

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