世界遺産詳解 「クックの初期農耕遺跡」の解説 クックのしょきのうこういせき【クックの初期農耕遺跡】 2008年に登録されたパプアニューギニアの世界遺産(文化遺産)。ニューギニア島東部、海抜1500mの高地の湿地に位置する。発掘調査により、7000~1万年前からここで耕作が行われていたことが証明された。この遺跡では、約6500年前に植物を栽培し、農業へと発展させたことを示す植物化石などが良好に保存されている。また、木製農具を使用して耕作し、溝を掘って湿地の排水を行うなど、土壌改良を行った跡が多数残っている。◇英名はKuk Early Agricultural Site 出典 講談社世界遺産詳解について 情報