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クモラン Taeniophyllum aphyllum (Makino) Makino

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世界大百科事典 第2版の解説

クモラン【Taeniophyllum aphyllum (Makino) Makino】

小型,無葉の着生ラン。幹にへばりついた気根のようすがクモに似るのでこの和名がある。一見ひも状の葉に見える器官は扁平になった根で,葉緑体を含み光合成を行う。茎は伸びず,5~7月,小さな鱗片葉の腋(わき)から花茎を出し,数花をつける。花は黄緑色,小さく径4mm程度。萼片と側花弁は中ほどまで癒合する。長さ1mmほどの距がある。蒴果(さくか)は長楕円形で,長さ4~5mm,12月ころに熟する。本州(関東以西),四国,九州,朝鮮に分布する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クモラン
くもらん / 蜘蛛蘭
[学]Taeniophyllum aphyllum Makino

ラン科の多年草。葉がなく、放射状に広がって木に着生する根に葉緑素があり、葉のかわりをしている。根はやや平たく線形で、長さ2、3センチメートル。5~7月に短い花茎を出し、淡緑色、径約3ミリメートルの花を1~3個つける。関東地方以西の本州、四国、九州、および朝鮮に分布。名は放射状に伸びた根をクモの脚(あし)に見立てたもの。この属はおもに熱帯アジアから約100種が報告されている。[井上 健]

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